
Overview
NHK放送文化研究所が、1982年から定期的に実施してきた世論調査「中学生・高校生の生活と意識調査」。 その豊富なデータをグラフとして一望できるWebサイトを作成しました。
カテゴリごとに分類され整理された導線から、各調査へのデータを棒グラフとしてわかりやすく参照できます。
また、棒グラフは属性比較ごとに軸を表現を切り替えることが可能。年ごとの推移や男女などの属性ごとに比較できるようになっています。
ほか、データから読み取れる情報をわかりやすくインフォグラフィックスに落とし込んだ「早わかり」や、より深くデータを読み解く「コラム」、活用可能なデータ配布ページ、など豊富なコンテンツを用意。
学校生活や友人・親子関係、SNS利用、将来展望などの幅広い質問領域から、中高生とその父母の意識が読み取れます。



グラフでのデータにあまり慣れていない中高生でも、データから気づきを受けれるコンテンツを用意。親しみやすいコンテンツとして、インフォグラフィックスを作成しました。イラストレーションを用いて、どんなことが読み取れるか?を研究者目線で抜粋しています。
Challenges and Requirements
豊富なデータを、どう整頓するか?
NHKが長年にわたり蓄積してきた約20年分の調査結果を、どのように整理し、ユーザーに伝えるか。 私たちはクライアントとともに、その検討段階から取り組みました。
Solution and Approach

情報整理① 情報の粒度の整理と、カテゴライズ
ユーザーが求めるデータにスムーズにたどり着けるよう、調査データの分類方法と、トップページからの導線を検討しました。
特に、グラフとして表示されるデータまでの遷移を「データとの出会い方」と捉え、ターゲットユーザーごとに複数のパターンを作成。制作段階では、優先度の高いものから順に着手しました。

情報整理② データビジュアライゼーションの検討
棒グラフについては、各属性や比較軸ごとに全12デザインパターンを全て構成・デザイン・モックでパターン作成をし、最適な表現検討を行いました。



インクルーシブなイラストレーション
デザイントーンとしては、イラストレーションや印象的なカラーを多用し、グラフのわかりやすさを担保しつつ、調査対象である中高生たちにも親しみやすい印象を作り上げました。
また、ユニバーサルデザインにも配慮し、カラーの色弱対応のほか、ジェンダーやステレオタイプに偏らないインクルーシブな表現を模索しました。

CREDIT
Account Executive : Ayako IMAI(RaNa Design)
Director : Nozomi SHIRAI
Art Direction : Takanori AKIYAMA(RaNa Design)
Designer : Mikiko HANAI(RaNa Design)
Technical Direction : Yuki CHIKADA
Technical Support : Keisuke YAMAMOTO
Front Engineer : Caters
CLIENT
NHK 放送文化研究所




RECRUIT
RANAGRAMのメンバーとして、デザインとテクノロジーの専門性を高め、社会貢献をしながら共に成長しませんか?デザインとテクノロジーに情熱を持ち、チームワークを大切にできる方、成長したいという強い意欲を持つあなたからのご応募をお待ちしています。




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